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田中将大を診察した医師が「米国人投手にひじ故障が多いのはパワーピッチングが原因」と発言。

ニューヨーク・ヤンキーズの田中将大が右ひじの部分断裂の故障から復帰し、今週22日に復帰登板し、13勝目を挙げました。そして22日朝のNHK「おはよう日本」の中では、田中の活躍と合わせてアメリカメジャーリーグ(MLB)で投手の故障が多い原因について特集していました。

田中将大投手 2か月半ぶりに復帰(NHK「おはよう日本」)
田中投手 ひじ故障の原因は

デービッド・アルチェック医師。
今回、田中投手の診察をした、スポーツ整形外科の権威です。アルチェック医師は、日本のピッチャーが大リーグに適応しようとする中で、じん帯に知らず知らずのうちに無理が生じていると指摘します。

田中投手を診察した デービッド・アルチェック医師
「じん帯のケガの顕著な要因の1つが『球威』。大リーグでは以前は制球力のよい投手が称賛されていたが、今はパワーピッチングが全盛。」

パワーピッチングは、150キロを超え、時には160キロ近い速球を軸に球威のある力強いボールでバッターと勝負します。こうしたパワーピッチングができることが、優れたピッチャーに欠かせない条件になっているのです。しかし…。

田中投手を診察した デービッド・アルチェック医師
「球威を増そうとすればするほど、(じん帯の)ケガの発生率は高くなる。」

なぜ、パワーピッチングがじん帯に負担をかけるのか。ひじのじん帯は、わずか3センチほどの小さな組織。骨と骨とを結び、腕を振る動作を可能にする大切な部分です。ボールを投げる瞬間、じん帯は全身の力を指先に伝えるため、日常生活ではかからない大きな負荷を受けながら、伸びるのです。
球威のあるボールを投げようと腕を強く振ると、じん帯への負担がより大きくなるのです。こうしたパワーピッチングを続けると肘に負担がかかり、じん帯が少しづつ切れ、最悪の場合、完全な断裂を招いてしまうこともあるのです。】

【もう1つ、日本のピッチャーがケガをしやすい原因とされているのが、大リーグで使われているボールです。ひじなど関節のけがの原因に詳しいデービッド・ブリス教授です。日米のボールを比較し、じん帯に与える影響をたずねました。ボールの大きさや重さなど規格は日米で共通していますが、その規格には幅があります。無作為に選んだ日米のボール10球ずつを計測した結果、ボールに明らかな差が見つかりました。


ひじなどのけがに詳しい デラウェア大学 デービッド・ブリス教授
「日本のボールのほうが小さく、縫い目が高いことがわかった。つまりボールを握りやすい。」

さらにもうひとつ、大きな違いが見つかりました。「摩擦係数」です。数値が低いほど表面が滑りやすく高いほど滑りにくいことを表しています。

ひじなどのけがに詳しい デラウェア大学 デービッド・ブリス教授
「日本のボールは大リーグに比べ摩擦係数が高い。つまり日本のボールのほうが滑りづらい。投手はボールが滑ると感じた場合、より強くボールを握る。その結果、じん帯にかかる負担がより大きくなってしまう。」】



要点を整理しますと
①MLBの投手は速球を投げようとする傾向があるのでひじに負荷がかかりやすい。
②MLBの公式球は日本の球に比べて大きい上に滑りやすいので握りにくい。そのため、強く握ろうとしてひじに負荷がかかる。

実は最近、MLBでは投手のひじのケガの多さが問題となっています。

「トミージョン・手術」を受ける若手が増えている理由。~MLB全投手の約3割が経験者に?~(NumberWeb)

【ここ数年、メジャーでは「トミー・ジョン手術」と呼ばれる肘腱移植手術を受ける選手が激増している。しかも、長年酷使され続けたベテランだけでなく、デビュー間もない若手選手に故障者が続出している点が、これまでと違う。

 昨季のオールスターで先発を務めた25歳のマット・ハービー(メッツ)をはじめ、昨季ナ・リーグ新人王で21歳のホセ・フェルナンデス(マーリンズ)らが手術に踏み切り、早々と戦列を離れた。米国の調査会社によると、今年の春季キャンプから5月16日までの約3カ月間だけでも手術を受けた選手は19人。このペースでいけば、数年のうちにメジャーに在籍する全投手の3分の1近くが手術経験者になる可能性があるという。】



【MLB】若い投手に「トミー・ジョン手術」急増中の謎(Sportiva)

【メジャーリーグでトミー・ジョン手術がまるで感染病のように大流行している。開幕2カ月が経過したが、今季すでに20人もの投手が肘の靭帯再建手術を受けた。
マーリンズのエース、ホセ・フェルナンデス(21歳)、アスレチックスのジャロッド・パーカー(25歳)、レイズのマット・ムーア(24歳)らチームの若き大黒柱として期待されていた投手が多く、各チームともに頭を痛めている。バド・セリグコミッショナーも5月初旬のオーナー会議でこの問題について触れ「新聞を読むのが怖い」と語ったほど。それほどにトミー・ジョン手術を受ける投手のニュースが相次いだ。】
【周知の通り、メジャーリーグではマイナーの育成時代から厳格な投球管理を行なっている。年間70、90、120と少しずつ投球イニングを増やし、強化を図っている。もちろんその間は、投球過多を防ぎ、肩、肘の故障につながらないよう最大限の配慮を行なっている。にもかかわらず、トミー・ジョン手術は後を絶たない。なかでも問題視されているのが、トミー・ジョン手術を受ける選手の若年化だ。その原因はいったいどこにあるのか。
 そんな折、米国の野球専門誌『BASEBALL AMERICA』にこんなデータが出ていた。2007年から2014年の間に、プロデビュー(マイナーを含む)を果たした投手は8766人で、そのうち米国の大学出身者は2662人、同じく高校出身者は2148人で、全体の54.9%にのぼる。また、同時期にトミー・ジョン手術を受けた投手は362人で、米国の大学出身者は142人、米国の高校出身者は86人。比率は63%に跳ね上がる。
 冒頭で触れた3投手をはじめ、2010年のスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)、昨年のマット・ハービー(メッツ)も米国の高校、大学出身者。トミー・ジョン手術を受けるのはアメリカ育ちの投手に圧倒的に多いのがわかる。
※ホセ・フェルナンデスはキューバ出身だが、15歳の時にアメリカに亡命し、米国の高校に入学した。】



最近、MLBに移籍した日本人投手に余りにもひじのじん帯断裂が多いので
「高校野球での投げ過ぎが原因」

という批判が起こりましたが「俗論」でしかないことが分かります。そもそも、レッドソックスの上原浩司や田澤純一は高校野球時代は控え投手でほとんど投げておらず、しかも上原は巨人時代は腕にケガをしたことがないのに、MLBに来た途端にひじを故障する時点で、投球数とひじの故障には因果関係がないことが分かります。

そもそも日本とアメリカでは「野球観」が違います。前述の通り、アメリカは力を重視しますが日本は制球を重視します。日本では制球重視から「下半身を使って投げるように」と指導しますがアメリカ人投手は状態で投げる傾向が強いように見えます。投球フォームからしてアメリカ人投手は腕に負荷がかかりやすいのではないでしょうか。

これは日米の野球観の違いですから一概にどちらがいい悪いということは言えません。しかし、投球数と故障発生率の高さには因果関係が薄いことは明らかです。

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Author:sakochi2634
小学4年生だった1983年からずっとカープファンですが最近のカープは褒めると負けるので極力、褒めません。貶すとたまに勝ちます。最近はサンフレッチェやアンジュヴィオレも見てます。

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