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「清貧球団カープ」の俗論を徹底検証する6~旧市民球場時代のカープは「貧乏球団」ではなかった証拠。

「カープは金を持っているのではないか?」という疑念は新球場に移転してから幣ブログのような反対体制派カープファンの間から浮上しました。幣ブログでも、カープ球団の金の流れについて深く調べ始めたわけです。

そこで浮かんだ新たな疑惑ですが、そもそもカープって旧市民球場の時、本当に貧乏だったのか、という点です。これが調べ始めると全く無根拠だったことが判明しました。旧市民球場時代の賃借対照表及び球団の報告から読み解きましょう。

カープ賃借対照表2006~2011

【数値は左から資産額、負債額、株主資本(=純資産) 自己資本比率
※カープ球団の資本金額は3億円

・平成16年度 48億円    24億円     24億円     50.0%
・平成17年度         資料なし
・平成18年度 48億2千万円  24億7千万円  23億5千万円  48.7%   
・平成19年度 46億円     22億7千万円  23億3千万円  50.6%
・平成20年度 49億7千万円  24億3千万円  25億4千万円  51.1%
・平成21年度 66億7千万円  37億6千万円  29億1千万円  43.6%
・平成22年度 56億1千万円  24億4千万円  31億7千万円  56.5%
・平成23年度 58億1千万円  24億8千万円  33億3千万円  57.3%

(出展:『官報』平成24年4月17日、平成23年4月18日、平成22年4月14日、平成21年4月14日、平成20年4月14日、平成19年4月12日、平成17年8月9日広島市議会都市活性化特別委員会より)

自己資本比率とは資産額に対する純資産の割合、平たく言えば手持ちの金がいくらあるかを示します。これが高いほど借金への依存度が低い健全経営であり財政基盤が健全であることを表します。カープは旧市民球場時代から常時、50パーセント前後でした。これがどの程度高いかと言うと資本金額が1億円~10億円の企業の平均値は26.2%ですからカープは旧市民球場時代から「超優良企業」だったことが分かります。他にも証拠があります。

20140218 001

民間情報会社による信用格付け調査によるとカープの格付け概況は常にAでした。評価コメントにも「「放映権料の減少から売上高は落ち込んでいるが、資本構成は充実、無借金経営を続けている」とあります。これを見てもカープは以前から「富裕企業」だったことが証明されています(出展:東京商工リサーチ『東商信用録 中国版』各年度版)。

カープの財政がどれだけ健全だったかというと、新球場元年の平成21年度を見てください。普段より、負債額が13億円ほど増えていますが、これは新球場の設備投資のために借金したためです(後述)。しかしこれでも球団経営にはほとんどダメージはないんですね。

一般的にカープの経営状況について伝える場合、毎年3月に「中国新聞」に発表される前年の売上高と純利益で計られます。例として21世紀以降の数字を引用してみます(左:売上高、右:純利益)。

2000年66億5880万円  9811万円
2001年63億8836万円  8848万円
2002年67億8219万円  8347万円
2003年65億4381万円  8281万円
2004年62億9606万円  6677万円
2005年61億7100万円  5100万円
2006年56億8067万円  1442万円
2007年62億0912万円  1714万円
2008年71億0044万円  2億2082万円
2009年117億1697万円  4億101万円
2010年98億4714万円  2億9602万円
2011年96億5006万円  2億313万円
2012年103億706万円  2億5221万円

これだけ見ると松田元オーナーが就任した2002年7月以降、売上高は落ちています。しかしこれだけでは現実の企業財務と経営状態は分からないのです。

では何故、「カープ=清貧球団」というイメージが先行しているのでしょうか。まずは外国人選手を除く選手年俸の総額が最近10年間、12球団中11位以下ということが大きく影響してます(出展:日本プロ野球選手会による毎年の年俸調査。4月又は5月の新聞に調査結果あり)。

そして大きいのは地元メディア、特に「中国新聞」の記事です。例えば2009年3月31日のこの記事です。

20090331 001

「2004年6月、近鉄とオリックスの球団合併は1リーグ制移行論議へと急展開した。親会社を持たず、財政基盤の弱いカープは『球団消滅』の危機にさらされた」

という記事を1面に持って来ています。「親会社がない=貧乏」という先入観(というよりイメージ戦略)で報道してますね。「貧乏球団であるカープを救うために市民が立ち上がり募金活動を始めた」という美談を無理やり作り上げていることが分かります。

又は2005年3月25日付のこの記事です。

20050325 001

上記のようにこの時期のカープ球団の売上は落ち込んでいましたが財政状況は健全そのものでした。球団発表の売上額だけを見ても何も分からないのです。逆に売上高と純利益は増えても負債額つまり借金額は増えている、ということも有りうるのです。

「カープは金がない」が嘘であることは、5年前、地元金融機関がカープ球団に対し、新球場の設備投資の資金として22億円を融資した、という事実一つを見れば簡単に見破られます。

20090328 001

(出展:「中国新聞」2009年3月28日)
リーマンショック直後の不況下のこの時期に返済能力のない企業に22億円も融資する銀行など常識的に有り得ませんよね。常識的にあり得ないウソが広島では堂々と通用するのです。

ということで「市民球場時代、カープは経営危機だった」「カープは貧乏球団」というのはマツダ一族と中国新聞によるプロパガンダの見事な成果あることが分かります。

プロ野球10球団賃借対照表

2009年度マツダスタジアム収支報告書

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テーマ : 広島カープ
ジャンル : スポーツ

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No title

おまけに借入金22億円に見合う負債がその年度の貸借対照表に掲載されてません。

おそらくその年度のうちに一括完済しているのでしょう。

設備投資であれば長期借入とするのが一般的。
ポンとキャッシュで返すとはなんと潤沢な資金繰り。

せっかく22億借りられたのなら、この低金利時代、毎年の返済は2~3億程度にして、チーム強化のための資金として有効に活用すればよいのに。

No title

先ほどの投稿に補足しますと決算公告上の固定負債は退職給与引当金で新球場の工事での負担金とは全く関係ありません。(だから毎年度金額が僅かしか変わらない。)負債として計上されていないとコメントしたゆえんです。
また21年度決算において流動負債は膨らんでいるようにみえますが、その分流動資産も厚くなっており、差し引きした実質的な負債は3億弱と大した金額ではなく、しかも翌年は流動資産の金額の方が超過し、超過幅が膨らんでいます。
極論すれば24年度などは使い道がなく現預金として滞留していた資金が5億程度あった勘定になりますね。
プロフィール

sakochi2634

Author:sakochi2634
小学4年生だった1983年からずっとカープファンですが最近のカープは褒めると負けるので極力、褒めません。貶すとたまに勝ちます。最近はサンフレッチェやアンジュヴィオレも見てます。

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