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「カープは黒字経営」は数字のトリック。「単年度黒字主義」は破綻寸前。

広島カープ球団は1975年以来、36年連続で黒字を出しています。普通の企業なら

「良くやったじゃないか、偉いじゃないか」

と褒められるのが普通です。これが松田家によるカープ経営が評価され支持される理由です。

しかし実はこれは数字上のトリックなんですね。

毎年3月に「株式会社広島東洋カープ」が発表する数字は年間トータルの数字です。そのため、1試合単位あるいは1月単位の収支というのは分かりません。そして、くどいようですがカープは非公開会社でありプロ野球には各球団の経営状況公表義務がないので役員報酬等、肝心な数字は闇のままです。

1試合単位でも黒字赤字というのはあります。観客が多ければ儲かるし少ないと儲けは少ない。下手をするとあまりに観客が少ないと赤字の可能性もあります。あくまで想像ですが1万人ぐらいでは赤字になるのではないかと思われます。

そして一月単位でも赤字黒字はあります。

これが何の意味があるかというと、何故観客が増えたか、あるいは減ったか、その原因を分析するために必要なんですね。

市民球場時代終わり頃のカープというのは8月は夏休みですから満員ですが、9月10月になるとスタンドはガラガラでした。理由は簡単でほとんど5位が指定席で優勝もCSも縁がなかったからです。

確かに年間通して計算したらカープは黒字でした。しかし、細かい内容が分からないわけです。例えば8月は5000万円の黒字だったが9月は2000万円の赤字、10月は1000万円の赤字だったとします。それでも全体では2000万円の黒字と計上されます。しかし、儲けが3000万円減ったということは外部には分かりません。勿論、その理由が「カープが弱いから客が減った」などということは一切言いません。

これが「数字のトリック」です。表面上の売り上げや収支を見ても何も分からないのです。

そしてカープ球団による、何が何でも黒字経営に固執する「単年度黒字主義」は実は「負の連鎖」を起こして既に行き詰まっています。

新球場元年の2009年は観客動員187万人、年間売上117億円といずれも史上最高を記録しました。しかし、2010年は160万人、98億円と大幅に減少しました。入場料とグッズ販売が各7億円、飲食収入が4億円の減少を記録しました。

理由は言うまでもありません。昨年は開幕から7連敗を記録するなど春先からチームが低迷したためですが、その原因は球団が補強をサボったためです。つまり市民球場時代末期の、

「経営難で選手の年俸削減→戦力低下でチームの成績低下→ファンの興味が削がれて観客減で収入減→さらなる年俸カットでますます戦力低下」

という「負の連鎖」を延々と繰り返す一方なんです。新球場に移転しても一向に解決しない。

球団は「お金をかけねないで育てる」「新球場になって経費が増えた」といいますが、じゃあいつになったら選手が一人前になるのか、あるいは何年度には経営が安定するのか、何も説明もビジョンもないんですね。

勿論、選手の年俸が上昇して経営が苦しくなったから年俸をカットするという手段はあります。しかし、それはあくまで一時しのぎの方法でしかない。カープの場合は、それが普通になっているのが問題です。要するに目先しか見ていない。

このような体質が変わらない限り、残念ながら来年以降も「負の連鎖」は続き、チームはジリ貧状態になるのは間違いありません。

もっと深刻なことは広島では誰もこのことを指摘しないんですね(厳密には出来ない)。何度も言うように一切の批判を許さない組織は内部から崩壊していくだけです。

あと球団擁護の意見についても一言。よく聞くものに、

「カープが強かった時代でも観客が少なかった」

というものがあります。確かに古葉監督時代末期、あるいは阿南監督時代のカープは年間観客動員数が100万人程度しかありませんで、これはいつもセ・リーグ最低を記録していました。

が、過去は過去です。2008年は市民球場ラストイヤーでもあり最後までCS争いをした結果、9月は市民球場は連日満員で球団史上2位となる139万人を記録しました。

新球場元年となった2009年も新球場ムードの他に最後までCS争いをしたため8月9月は連日満員で、カープ球団史上最多となる187万人を記録しました。さらに12球団中6位まで記録しました。

しかし結果は2008年は4位、2009年は5位に終わりました。つまり、


「『カープが勝っても客が入らず儲からない』というのは完全なるデッチ上げである」

ことが判明したわけです。さらにファンがいくら声援を送ってもチームは勝てないということが世間に周知の事実となったわけです。

メディアを使ったカープ球団による自己弁護は今でも時々、行われていますが、その大半は根拠がありません。根拠のない話をしても、疑われるだけであることを球団関係者は肝に銘ずるべきでしょう。



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テーマ : 広島カープ
ジャンル : スポーツ

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No title

広島のメディアは、メディアではない。カープ宣伝広告隊。カープの傷、課題をしっかり分析し、ファンに伝える気概のあるメディアは広島にはない。

収益の再投資

 昔は観客数も水増しした適当な数字を平気で発表してましたからね。 市民球場時代の終わり頃は一万人前後とされていましたけど実際には今のJ2の試合みたいな数字だったのでしょう。

 先週木曜日の試合に行きましたけど実質消化試合となっているのはファンが一番良く分かっているのか客も少なかったし駅も活気が無かったですよ。 それと今の立地になって市外の客は増えましたけど旧市内の市民球場時代の常連は足が遠のいたとも聞きます。

 以前と比べて場内販売やグッズ収入などは大幅に上がっているはずなのですから選手補強や実績のある指導者を呼ぶのに金を使って欲しいですよ。 最終的にその方が球団の儲けも増えるはずですが。

No title

senda3様

初めまして。
私もそう思います。そういう状況を変えさせなくてはいけないと思って、訴え続けております。

No title

>風早さん

ちなみに実数発表されるようになった2005年以後には、9月10月の平日ナイターには7000人ということもありましたね。

チーム成績が低迷すればするほど売上が減るという悪循環が無くならないのは元々、カープ球団には経営ビジョンというものがないからです。

広島市議会の平野博昭市議が既に6年前にブログで書いてます。これは近いうちに紹介します。
プロフィール

sakochi2634

Author:sakochi2634
小学4年生だった1983年からずっとカープファンですが最近のカープは褒めると負けるので極力、褒めません。貶すとたまに勝ちます。最近はサンフレッチェやアンジュヴィオレも見てます。

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