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プロ野球CS制度の代替案は球団数増加と地区制導入によるプレーオフ制。

プロ野球にCS制度が導入されてから今年で9年目。確かにCS制度のおかげで観客数は増加しています。反面、優勝の価値が低下したという問題点も指摘されています。今はCS制度は成功を収めてますがいずれは行き詰まる時が来るでしょう。

では、どうしたらいいのでしょうか。解決策は球団数を増加してセ・パ両リーグとも地区制を導入しプレーオフによる優勝決定戦を行うことです。勿論、これは簡単に出来ることではありません。しかし球団数増加の議論はもはや不可避でしょう。

一つは12球団制が限界に達していることです。CS制度によって人気を盛り上げようということは、言い換えれば既存の2リーグ制による優勝争いが面白くないということの証明です。

二つ目は、プロ野球の人気拡大もいずれ限界に達するだろう、ということです。一部で野球人気の低迷がささやかれていますが実は観客実数発表を導入した2005年以降、プロ野球の観客数は増えています。

プロ野球統計データ(日本野球機構公式サイト)

非常にありがたいことですが、数年以内に頭打ちに達するでしょう。例えばジャイアンツなどは球場がいつも満員なのでこれ以上増えることはありません。カープは今年、球団史上最多となる観客211万人が来場しましたが、これもバブルみたいなもので、これ以上は増えることはないと思われます。その他の球団も今は順調に増加していますが球場の収容能力の問題から数年以内に限界に達します。これ以上、観客を増やそうと思えば球団数増加しかありません。

三つ目はプロ野球もJリーグのようなローカルスポーツ化しつつあることです。野球中継の視聴率低下を野球人気の低迷と見る向きもありますが上記のように12球団全体の観客数は増え続けています。また世論調査では依然としてプロ野球は好きなスポーツの1位です。にもかかわらず視聴率は低迷していますが反面、WBCや先日のプレミア12といった国際大会では視聴率は健闘しています。また今年の日本シリーズの視聴率を見ると関東地区では10%前後に過ぎませんでしたがホークスの地元九州地区では30%を超える高視聴率を記録しています。

これはサッカーでも同様の傾向が見られます。Jリーグ全体の観客数は増えていますが視聴率は数%台です。反対にサムライブルーの試合などはいつも高視聴率です。要するに国家代表の試合は全国民が見るが国内リーグ戦は地元の人しか見ない、ということです。プロ野球も昔のように日本中が巨人戦を見るという時代ではなくなりました。こういうご時世でファンを増やすには地方に球団を創設して地道にファンを増やしていくしかないでしょう。

四つ目はメジャーリーグとの関係です。これも以前から真の世界一決定戦を行おう、という声は出ていますが中々、実現には近づきません。原因は日米の実力差や経済力の差などありますが、球団数の差も原因の一つです。メジャーリーグの王者は30球団の
トップですが日本は12球団の王者です。メジャーから見れば日本はたかだか12球団の王者に過ぎないではないか、ということになります。さすがにメジャーのように30球団は無理ですが世界一決定戦実現のためには私見では日本も16~20球団くらいは必要と思います。

勿論、球団数増加など簡単に出来る話ではありません。特に大都市と地方球団の財政格差を埋めるためにはメジャーリーグのような分配金制度の導入が必要となって来ます。ただ今後のプロ野球は分配金制度の導入も含めて抜本的な構造改革を迫られています。

構造改革の障害はカープのオーナーのように問題意識もなく、ただグッズを売りつけて金儲けすることしか興味のない経営者がいることです。

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テーマ : プロ野球
ジャンル : スポーツ

FA資格の取得要件緩和で移籍を増やし出番のない選手に活躍の機会を。

今シーズン終了後、ジャイアンツの隠善智也が戦力外となり結局、そのまま引退となりましたが、それについて詳しい記事がありました。


“打率10割”で現役生活に幕 巨人・隠善、かなわなかった高橋由の“後釜”(フルカウント)

(引用開始)
引退を惜しむ声は多くあった。しかし、巨人を戦力外となった隠善智也外野手は決断した。

 2006年の育成ドラフト4巡目で入団し、2008年に支配下登録。高い打撃センスの持ち主で、将来を嘱望された。しかし、巨人の選手層は厚く、思うように出番をつかめなかった。他球団から獲得のオファーがあっても成立することなく、今年、31歳を迎えていた。

 体が万全だったなら、他球団での現役続行もあっただろう。確かに隠善は肩を痛めていた。それでもクライマックス・シリーズはバックアップメンバーとして、本拠地の東京ドームで練習していたほど。突然ともいえる戦力外通告だった。

「複雑な気持ちではいましたが、僕も新しいスタートを切らないといけないと思いました。次の人生へいいスタートを切りたい。現役にこだわりたいという思いもあり、悩みましたが、家族と話をして決めました」

 隠善には妻ともうすぐ3歳になる長女がいる。そのためにも早い決断が必要だった。球団職員のポストをもらったことで、自分への踏ん切りがついた。

「僕みたいな選手がドラフトにかかったことが驚きだった。(出身の)広島で決して高いレベルでやっていたわけではないですから。僕はプロで9年間はすごい経験をさせていただいた。感謝しています」

 とにかくバッティングがうまい打者だった。技術はチームトップクラス。どのようなコース、球種がきても崩されずに対応した。打撃練習を視察した長嶋茂雄巨人終身名誉監督がセンスに惚れ込んだこともあった。

しかし、なかなかチャンスがやってこなかった。2軍で打率4割近い成績を残しても、外野の枠の問題や強力なメンバーの存在で、隠善の出場機会は少なかった。やっと昇格しても代打からのスタート。2、3打席凡退してしまえば、チャンスはしばらくやってこない。ヒットを放っても長くチャンスはもらえなかった。ケガで離脱してしまうことも多かった。
(引用終了)



隠善の場合、ケガの多さもありましたが、記事にあるように選手層の厚さのため出場機会に恵まれなかった、という不運な面もありました。特にジャイアンツやホークスといった選手層の厚いチームの場合、若手選手が中々、出場のチャンスを得られない、ということもあります。。

そこで、もっとFA制度の要件を緩和してはどうかと思います。現在の制度では国内移籍の場合、年間の1軍登録日数が150日以上の年が高卒選手は8年、大卒・社会人は7年でFA資格を得られます。しかし、これでは2軍暮らしが長い選手は引退するまでFA資格を取得出来ません。以前より緩和されたとはいえ、事実上、FA制度は一流選手だけの特権と化しています。

高卒選手は8年、大卒・社会人は7年在籍すれば自動的にFA資格を得られて自由に移籍出来るようにすれば、出場機会のない選手が他球団へ移籍して出場機会を得ることも出来ます。実際、カープの一岡竜司はジャイアンツ時代は殆どが2軍の投手でした。しかし大竹の補償選手としてカープに来ることでカープではセットアッパーとして活躍しています。

カープファンにはカープがFAで選手を次々と獲られたという「被害妄想」と、松田元が儲け優先のため、FA選手獲得を拒否しているためFA制度の否定的な人が多いようです。しかし移籍が自由になればカープのように選手層の薄いチームはむしろ得するはずです。それはカープだけではなく球界全体の活性化につながります。

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テーマ : 広島カープ
ジャンル : スポーツ

もはや日本国内に敵なしのホークス。世界一を目標に戦うことは出来ないのか?一方、カープの経営者は…。

今年の日本選手権シリーズは大方の予想通り、ホークスの圧勝に終わりました。それにしても強かった。何せ、4番打者の内川を欠いていても全く無関係ですから。打者も投手もスワローズとは選手一人一人の力量が違いすぎる、というのが率直な感想です。

強いてスワローズの敗因を挙げるとするなら絶対的エースがいなかった、ということでしょう。セ・リーグ相手なら打線が先発投手を援護しリードを奪った後は、外国人のリリーフ3人衆を投入して逃げ切る、というパターンで勝てましたが、ホークスの投打が相手ではそれも不可能でしたね。

さてホークスの孫正義オーナーがこんなことを言っています。

孫オーナー「ロイヤルズとやってみたい」と自信満々(日刊スポーツ)

ソフトバンク孫正義オーナー(57)が、圧勝の連覇であらためて持論の真のワールドシリーズ論を唱えた。

 神宮の夜空に胴上げされ「夢のよう。本当にうれしい」と笑顔。現在、MLBのワールドシリーズを戦っているロイヤルズの本拠地カンザスシティーは、グループ会社のスプリント社の本拠でもある。

 「もしロイヤルズが勝ったら、真のワールドシリーズをやってみたい。なんで米国のチャンピオンがワールドシリーズのチャンピオンなのか不思議。願わくば挑戦状をたたきつけたい」と本気度を見せた。

 「やってみないとわからないが、すばらしいマッチになると思う」と、今のソフトバンクの戦力なら、メジャー球団とも互角に戦えると自信満々だった



何しろ2年連続日本一。こんなに強くては「強すぎて面白くない」という声が出るのは必至です。それなら「次は世界一」という気持ちが出るのはスポーツマンとして当然のこと。ましてや今やプロ野球も国内だけで試合をする時代ではありません。どんなスポーツも「世界一」という目標を掲げてやっています。

プロ野球の問題点は色々ありますが、一つは「日本一」以上の目標がないこと。これがサッカーの場合、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)がありクラブワールドカップもあります。要するに最初から世界一を目標に戦う仕組みが出来ています。

勿論、野球の世界でそう簡単に日米王者による「真の世界一決定戦」が実現するとは思えません。いまだにMLBの日本プロ野球に対する認識は「3Aクラスの打者が活躍出来る国」という程度のものです。現実問題として、MLBでは日本人投手の成功例は多くても打者の成功例となるとイチロー、松井秀喜、青木宣親、この程度です。パ・リーグ首位打者だった西岡剛ですらほとんど戦力にならず僅か2年で日本に復帰しました。一方、日本に来て活躍する打者の多くはメジャーと3Aの中間程度の選手です。

こういう実情を見ますと「日本はMLBより格下」と見られても文句は言えません。更に経済力の差もあります。ホークスの年俸総額が46億と言いますがMLBだと下の方の金額でしかなく、ニューヨーク・ヤンキースと比較したら3割程度でしかありません。こういう現実を見ますと日本側が「世界一決定戦をさせろ」と迫ってもメジャー側は相手にしないでしょうね。

とは言え、プロ野球も今のままでは限界があるのも事実。大事なことは「出来る出来ない」ではなく「世界一」という志しを持つことです。それがなければ進歩もないし夢が実現に近づくこともありません。

それにひきかえ我がカープのオーナー。孫オーナーのような理想を語ることは決してありません。話す内容は金儲けの話ばかり。頭の中身は常に「カネ、カネ、カネ」です。カープとホークスの差は資金力ではなく経営者の志しの問題です。

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テーマ : プロ野球
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高校野球「投球数過多批判」の危うさ。

今年もドラフト会議が開催されましたが、一方でこのような問題も提起されています。高校生投手の「投球数」に対する批判です。

20141022 001
(「中国新聞」10月22日付より)

以前にも書きましたが球数を制限しても故障防止出来るわけではありません。何故なら、投手の故障は投げ方や力の入れ方など様々な要因が絡み合って発生するものだからです。

田中将大を診察した医師が「米国人投手にひじ故障が多いのはパワーピッチングが原因」と発言。

速球派投手にとって故障は宿命のようなものです。時速150キロの球を投げれば当然のことながら腕には相当な衝撃が加わります。故障発生が多いのは大抵、速球派投手です。

昨今の「高校野球批判」にはちょっとおかしさを感じます。そもそも投球数と故障発生には直接の因果関係は現時点で証明されていないのに、それを当然の真理の如く語り、しかも高校野球の指導者に全責任を負わせようとしています。高校野球を「残酷ショー」だと非難する声も聴きます。しかし、これはあまりに感情的で乱暴ではないでしょうか。

そもそも何故、最近になって高校野球の「投球数過多批判」が起きるようになったのでしょうか。きっかけは安楽の投球数に対してアメリカの野球記者が批判を浴びせたことです。しかしそれはMLBのスカウトが安楽を狙うようになったことでアメリカでも知られるようになったからです。或いはプロ野球のスカウトによる批判も同様です。自分達が欲しい選手がケガをされては彼らの仕事上困るからです。

つまり最近の「投球数批判」はMLBやプロ野球の利益の為であり選手の為に言っているのではない、という点に注意する必要があります。よく、「高校野球が投球数制限しないのはマスコミが美談として売りたいからだ」という批判がされますが、こういう批判は五十歩百歩でしかありません。

そもそも日本の野球界には「学生野球=朝日新聞、社会人野球=毎日新聞、プロ野球=読売新聞」という図式があります。当然のことながら新聞社同士で足の引っ張り合いをすることも有ります。安易に「高校野球はマスコミの利権だ」と叩くのは危険な感じがします。

記事にはアメリカでは高校生投手が投球制限をされていると書かれています。しかし、投手の故障発生率が日米でどのくらい差があるかという厳密なデータはありません。そもそも日本の高校野球投手の故障が問題になるのは日本では孤高野球大会がマスコミで大きく報道されるからです。特にプロが注目するような投手の場合、メディアが連日、その動向を報じます。だから何球投げたとか、故障したということが明るみに出るのです。

反対にアメリカでは全国高校野球大会のようなものは存在せず、各州ごとにリーグ戦があるだけです。しかもマスコミが詳細かつ大きく報道することもありません。またMLBでは一度のドラフトで指名される選手は何百人もおりマイナーリーグも何段階もあり選手も豊富です。したがって日本のように高校出身選手が1年目から活躍するということはほとんどありませんので高校生投手の動向がメディアで大きく取り上げられることもありません。そのため故障があったとしても日本のように大きく報道され表に出にくいのではないでしょうか。

念のため、Googleで「us high school baseball」で検索しましたが情報量は非常に少ないです。

ところで私は高校野球の球数について「美談」であるとも「残酷ショー」であるともどちらの立場でもありませんし、球数制限に反対でも賛成でもありません。本当に選手の健康管理上、必要なら実施すればよいだけの話です。高校野球の多投について「日本野球の文化」であると擁護するつもりもありません。知りたいのは
「投手の故障原因が何か」
「日米での投手の故障発生率及び選手寿命の長さの比較」

など客観的な事実です。

ただ日本野球否定論者を見ていますと、球数を絶対的な指標と見て、「日本は投手を完投させるから選手寿命が短い」と一方的に断定したり、「美談か」「残酷ショー」かの「二項対立」に強引に持って行こうとするなど、あまりに感情的な傾向があります。「日本野球は非科学で遅れている」という類の批判をする人ほど、「科学的な比較データ」を提示しないまま主張続ける傾向にあります。

「マスコミはもっと高校野球を批判しろ」といいますが、選手の故障が発生する度に指導者がマスコミに責任を追及され世論からバッシングされるのでは誰も指導者をやらなくなるのではないでしょうか。これでは一種の集団リンチです。批判論者はそういうリスクまで考えて言うべきです。

高校野球の現状を「勝利至上主義」と批判する向きもありますが、エースを球数を制限することで負ける可能性も増えます。選手や監督に対して「負けろ」などと、そう簡単に言えることではありません。闇雲に批判するのではなく、この問題をどう解決するか考えてから言うべきではないでしょうか。

また昔に比べてスポーツ医学やリハビリ方法なども発達しており、故障したとしても治療することは十分可能です。闇雲なバッシングではなく故障後のケア方法など、具体的な策を唱えるべきでしょう。

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田中将大を診察した医師が「米国人投手にひじ故障が多いのはパワーピッチングが原因」と発言。

ニューヨーク・ヤンキーズの田中将大が右ひじの部分断裂の故障から復帰し、今週22日に復帰登板し、13勝目を挙げました。そして22日朝のNHK「おはよう日本」の中では、田中の活躍と合わせてアメリカメジャーリーグ(MLB)で投手の故障が多い原因について特集していました。

田中将大投手 2か月半ぶりに復帰(NHK「おはよう日本」)
田中投手 ひじ故障の原因は

デービッド・アルチェック医師。
今回、田中投手の診察をした、スポーツ整形外科の権威です。アルチェック医師は、日本のピッチャーが大リーグに適応しようとする中で、じん帯に知らず知らずのうちに無理が生じていると指摘します。

田中投手を診察した デービッド・アルチェック医師
「じん帯のケガの顕著な要因の1つが『球威』。大リーグでは以前は制球力のよい投手が称賛されていたが、今はパワーピッチングが全盛。」

パワーピッチングは、150キロを超え、時には160キロ近い速球を軸に球威のある力強いボールでバッターと勝負します。こうしたパワーピッチングができることが、優れたピッチャーに欠かせない条件になっているのです。しかし…。

田中投手を診察した デービッド・アルチェック医師
「球威を増そうとすればするほど、(じん帯の)ケガの発生率は高くなる。」

なぜ、パワーピッチングがじん帯に負担をかけるのか。ひじのじん帯は、わずか3センチほどの小さな組織。骨と骨とを結び、腕を振る動作を可能にする大切な部分です。ボールを投げる瞬間、じん帯は全身の力を指先に伝えるため、日常生活ではかからない大きな負荷を受けながら、伸びるのです。
球威のあるボールを投げようと腕を強く振ると、じん帯への負担がより大きくなるのです。こうしたパワーピッチングを続けると肘に負担がかかり、じん帯が少しづつ切れ、最悪の場合、完全な断裂を招いてしまうこともあるのです。】

【もう1つ、日本のピッチャーがケガをしやすい原因とされているのが、大リーグで使われているボールです。ひじなど関節のけがの原因に詳しいデービッド・ブリス教授です。日米のボールを比較し、じん帯に与える影響をたずねました。ボールの大きさや重さなど規格は日米で共通していますが、その規格には幅があります。無作為に選んだ日米のボール10球ずつを計測した結果、ボールに明らかな差が見つかりました。


ひじなどのけがに詳しい デラウェア大学 デービッド・ブリス教授
「日本のボールのほうが小さく、縫い目が高いことがわかった。つまりボールを握りやすい。」

さらにもうひとつ、大きな違いが見つかりました。「摩擦係数」です。数値が低いほど表面が滑りやすく高いほど滑りにくいことを表しています。

ひじなどのけがに詳しい デラウェア大学 デービッド・ブリス教授
「日本のボールは大リーグに比べ摩擦係数が高い。つまり日本のボールのほうが滑りづらい。投手はボールが滑ると感じた場合、より強くボールを握る。その結果、じん帯にかかる負担がより大きくなってしまう。」】



要点を整理しますと
①MLBの投手は速球を投げようとする傾向があるのでひじに負荷がかかりやすい。
②MLBの公式球は日本の球に比べて大きい上に滑りやすいので握りにくい。そのため、強く握ろうとしてひじに負荷がかかる。

実は最近、MLBでは投手のひじのケガの多さが問題となっています。

「トミージョン・手術」を受ける若手が増えている理由。~MLB全投手の約3割が経験者に?~(NumberWeb)

【ここ数年、メジャーでは「トミー・ジョン手術」と呼ばれる肘腱移植手術を受ける選手が激増している。しかも、長年酷使され続けたベテランだけでなく、デビュー間もない若手選手に故障者が続出している点が、これまでと違う。

 昨季のオールスターで先発を務めた25歳のマット・ハービー(メッツ)をはじめ、昨季ナ・リーグ新人王で21歳のホセ・フェルナンデス(マーリンズ)らが手術に踏み切り、早々と戦列を離れた。米国の調査会社によると、今年の春季キャンプから5月16日までの約3カ月間だけでも手術を受けた選手は19人。このペースでいけば、数年のうちにメジャーに在籍する全投手の3分の1近くが手術経験者になる可能性があるという。】



【MLB】若い投手に「トミー・ジョン手術」急増中の謎(Sportiva)

【メジャーリーグでトミー・ジョン手術がまるで感染病のように大流行している。開幕2カ月が経過したが、今季すでに20人もの投手が肘の靭帯再建手術を受けた。
マーリンズのエース、ホセ・フェルナンデス(21歳)、アスレチックスのジャロッド・パーカー(25歳)、レイズのマット・ムーア(24歳)らチームの若き大黒柱として期待されていた投手が多く、各チームともに頭を痛めている。バド・セリグコミッショナーも5月初旬のオーナー会議でこの問題について触れ「新聞を読むのが怖い」と語ったほど。それほどにトミー・ジョン手術を受ける投手のニュースが相次いだ。】
【周知の通り、メジャーリーグではマイナーの育成時代から厳格な投球管理を行なっている。年間70、90、120と少しずつ投球イニングを増やし、強化を図っている。もちろんその間は、投球過多を防ぎ、肩、肘の故障につながらないよう最大限の配慮を行なっている。にもかかわらず、トミー・ジョン手術は後を絶たない。なかでも問題視されているのが、トミー・ジョン手術を受ける選手の若年化だ。その原因はいったいどこにあるのか。
 そんな折、米国の野球専門誌『BASEBALL AMERICA』にこんなデータが出ていた。2007年から2014年の間に、プロデビュー(マイナーを含む)を果たした投手は8766人で、そのうち米国の大学出身者は2662人、同じく高校出身者は2148人で、全体の54.9%にのぼる。また、同時期にトミー・ジョン手術を受けた投手は362人で、米国の大学出身者は142人、米国の高校出身者は86人。比率は63%に跳ね上がる。
 冒頭で触れた3投手をはじめ、2010年のスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)、昨年のマット・ハービー(メッツ)も米国の高校、大学出身者。トミー・ジョン手術を受けるのはアメリカ育ちの投手に圧倒的に多いのがわかる。
※ホセ・フェルナンデスはキューバ出身だが、15歳の時にアメリカに亡命し、米国の高校に入学した。】



最近、MLBに移籍した日本人投手に余りにもひじのじん帯断裂が多いので
「高校野球での投げ過ぎが原因」

という批判が起こりましたが「俗論」でしかないことが分かります。そもそも、レッドソックスの上原浩司や田澤純一は高校野球時代は控え投手でほとんど投げておらず、しかも上原は巨人時代は腕にケガをしたことがないのに、MLBに来た途端にひじを故障する時点で、投球数とひじの故障には因果関係がないことが分かります。

そもそも日本とアメリカでは「野球観」が違います。前述の通り、アメリカは力を重視しますが日本は制球を重視します。日本では制球重視から「下半身を使って投げるように」と指導しますがアメリカ人投手は状態で投げる傾向が強いように見えます。投球フォームからしてアメリカ人投手は腕に負荷がかかりやすいのではないでしょうか。

これは日米の野球観の違いですから一概にどちらがいい悪いということは言えません。しかし、投球数と故障発生率の高さには因果関係が薄いことは明らかです。

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sakochi2634

Author:sakochi2634
小学4年生だった1983年からずっとカープファンですが最近のカープは褒めると負けるので極力、褒めません。貶すとたまに勝ちます。最近はサンフレッチェやアンジュヴィオレも見てます。

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